昨晩は民法で田村正和さんの追悼番組「古畑任三郎ファイナル」が放映
されていました。
私も懐かしみながら松嶋菜々子さんとの物語を観させていただきました。
映像に映し出されるシーンのあちこちに伏線が張られて、大変面白い脚
本で田村正和さんの演じる古畑任三郎の洞察力を顔の表情や目線などの
高い演技力で表現してみせるところは流石でした。
改めて観ると新たな面白さに気が付くものですね。
さて田村正和さんは残念ながら四月にお亡くなりになられたわけですが
皆さんもお身内やご親戚を亡くされた経験は誰にでもおありになるでし
ょう。
そんな時に日本に多い仏前での葬儀では「戒名」をつけることが多々あ
ります。
ここで今日のスピリチュアルの視点から視た嘘・ホントのお題です。
「高額な戒名をつけると故人は早く浄化することができる?」です。
そう、答えは✖です。
戒名とは亡くなられた方の仏教徒としての名前です。
仏教で葬儀を執り行う際には、故人を仏教徒にしなければならないとい
うしきたりがあるために便宜上つけられるものです。
スピリチュアルの視点から視た場合は、あってもなくてもどちらでも良
く、故人の魂の浄化には何ら関係はありません。
生前から熱心な仏教徒で亡くなる前から戒名を用意していた人ならば意
味もあるでしょう。
しかし特にこだわりがなければ俗名で葬儀を出しても、位牌に俗名を記
しても何ら問題はありません。
実際に私はこのことを知っていましたので、実父の葬儀の時にも位牌に
も全て俗名で書いてあります。
それに私が葬儀関連の仕事に従事した時に、ご遺族との打ち合わせで
「戒名は高い(高額)方が値打ちがあるのか?」とよく質問されました。
そんな時に私はお寺さんには申し訳ないのかもしれませんが、ご遺族に
は「いえいえ供養には一切関係ありませんからお気になされずに。何な
ら俗名で十分ですよ。」とアドバイスしていました。
もし戒名の付け方で何か言ってくる葬儀屋さんやお寺さんがあったら
逆にお金儲けを疑った方が良いですね。
それに他のスピリチュアルカウンセラーさんとお話した時にも、私自身
も霊視をする時にも故人をお呼びする時に戒名でお呼びするなんてこと
は一切しません。
何故なら、故人が自身の戒名を覚えて、あの世で使っていると思います
か?
現世から仏壇やお墓に手をあわせ故人をお呼びする場合も、お坊さん以
外は俗名(〇〇ちゃんなんて)で呼ぶのではないですか?
ですから戒名はあってもなくても良いし、ましてや高額な戒名でなけれ
ば成仏(浄化)できないなんてことは決してないのです。
皆さんも高額な戒名となれば何十万円も何百万円もしますから、よく考
えてみてくださいね。
では今日も生かしていただけていることに心から感謝します。
本日もご訪問くださり誠にありがとうございました。