kisekisupport’s diary

様々な経験と感動を記していきます

旅の話(初めてのハワイ編)

私が初めて「ハワイ」に行ったのは、21歳の2月でした。

知り合いの旅行代理店の人から「ハワイの2月はオフシーズンなので安く

行けますよ」と持ち掛けられ、旅好きの私は即決しました。

面子は後に私の妻になる彼女とその姉、その姉の親友と私の親友の計5名の

ツアーを組みました。

4泊6日で宿泊と航空券、空港との送迎と半日の観光、ウェルカムドリンク

(フルーツ)付で10万円を切ったものでした。

その「ハワイ」行が決まってからは本当に楽しみで、本屋でハワイ旅行につ

いての本を何冊も買い込み下調べをしていました。

「ハワイ」という響きだけで心は踊りワクワクが増して、1日目には何処で

何をしよう、何を食べよう、二日目には…などと夢は膨らむばかりでした。

そして私が全ての行程(旅のシオリ)を作ったのでした。

 

そしていよいよ旅が始まり「ハワイ」に向かう機内では、私だけは興奮から

一睡もできずに過ごしたものでした。

飛行機は予定通りにホノルルに到着しイミグレーションを通過しロビーに出

た時の空気感や臭いは今でも覚えています。

 

すぐに現地の案内人とは出会う事ができて、大き目のバンに乗り込むと

「アロハ❣」と元気よく笑顔で言われた際には

「うわー俺はホントに着たんだハワイ!と胸にジ~ンと感動がきたことを

今でも忘れません。

 

そしてカメハメハ大王を観たり、お決まりの観光コースを一通り周り、いよ

いよホテルに着いたのです。

私の初ハワイの宿泊先はここです。

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旧モアナホテル(現モアナ・サーフライダー、ウェスティン・リゾート&

スパ)です。

ワイキキの中でも老舗で、ビーチにも近いしカラカウア大通りに面している

し建物は古かったですが雰囲気が最高で申し分ありませんでした。

 

 そして5人は睡眠不足(時差ぼけ)も気にせず旅を満喫するのでありました。

その旅の出来事も書きたい事はたくさんあるのですが、長くなるので別の記

事にわけるとして一つだけエピソードを記します。

それは「サンセットクルーズ」です。

ハワイ三日目の夕刻に行ってみたのですが、これが私のオーストラリア旅行

につながるとは夢にも思っていませんでした。

船内には生バンドの演奏が響き、ワイキキ沖でビール片手に観た沈みゆく夕

陽は大袈裟ではなく人生の全てを包み込むような感覚になったものです。

そして日も暮れて船内ではディナー(料理)が提供されだした時に事件が起

きたのです。

私の席の対面には白人の家族がいらっしゃいました。

そのご家族の隣には日本人カップルがいたのですが、そのカップルの男性が

やらかしてくれたのです。

何が気に入らないのか、料理で使うナイフとフォークを皿に投げて戻したり

椅子にはふんずりかえって座って明かに不機嫌そうな態度でいたのです。

その態度に私もムッとしていたら、対面の白人家族のお父様が明確に怒って

いたのです。

それはそうですよね、この最高の時間を台無しにする、その男の態度はとて

も看過できるものではありません。

そこで私はこう思ってしまったのです。

「どうか日本人はこんな奴ばかりだとは思わないで」と。

 そして私は行動に出たのです。

私はコンパクト辞書を片手に、つたない英語で思い切って、その白人男性に

話かけてみたのです。

すると、その方は実はとても柔和な方でオーストラリアから来た整形外科の

ドクター(開業医)だったのです。

横にいる娘さんも我々と同年代であることや実はこのクルーズは船酔いが心

配であったことなどで話は盛り上がりました。

そして、やらかした非常識なカップルが席を離れた時に、ここぞとばかりに

私は辞書を見ながらこう訴えたのです。

「日本人はあんな非常識な人間ばかりではないし本当は礼儀正しい優しい人

ばかりです。どうか日本を嫌いにならないでください」と。

すると白人のドクタートーマスさんは私にこう言いました。

「わかっているよ気にするな君らを見ていればわかる。私は君らを大好きに

なったよ、是非、オーストラリアの私の家に招待したい」と。

それを聞いて私は凄く嬉しく思ったのと、ほっとした気持ちになりました。

そして、その後は私の親友と娘さんはダンスタイムを楽しんだり、私とトー

マスは互いの連絡先を交換したりしてビールで何度も乾杯しました。

そして後に私はオーストラリアに行くのです。

 

長くなってしまいましたが、とにかく旅にはこんな出来事をも引き寄せる

不思議なものがあるから止められません。

このことで私の初ハワイ旅行は最高かつ一生忘れない想い出になっている

ことは言うまでもありません。

 

旅は一期一会とか、旅の恥は搔き捨てとか様々な日本語がありますが、やは

り旅は最高ですね!(^^)!

 あ~どっか、いや「ハワイ」に行きたいなぁ~!!

 

ではこの記事はこの辺で〆させていただきます。

今日も生かしていただけていることに心から感謝します。

本日もご訪問くださり誠にありがとうございました。

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