この記事では旅の話というよりは、私の癒しの(隠れ家的な)場の紹介の
要素の方が強いかもしれません。
それは埼玉県は奥秩父の大滝地区にある民宿・甲武信(こぶし)さんです。
ここに初めてお邪魔したのは、もう30年以上も前にまります。
秩父と言ってもかなりの奥地で、少し進めば長野県との県境も近しと
いうくらいの場所にあります。
ですから伺うにもマイカーでもギリギリですし、電車で行こうものなら
秩父鉄道や西武鉄道の終点、三峰口から行ける所まで路線バスに乗り、
その先は地元のコミュニティバス?(バンの車)で行くしかありません。
ですので太川陽介さんも行かないようなバス旅ですし、皆さんに行って
下さいとオススメするような場所でもありません💦
しかし、そんな所だからこそ普段のストレスから解放されて癒されます
し隠れ家的な場所になるのです。
都会の喧騒から離れ…みたいな( ^^) _U~~
ここをはじめに知ったのは、当時勤めていた会社の草野球チームの仲間
に「最高に落ち着く空間で日本酒いかない?」と誘われて行ったのがき
っかけです。
初めて訪れたのは紅葉も最終の初冬で、奥秩父は日が暮れると寒かった
のをよく覚えています。
ですが、何故に私がこの場所にドハマりしたかというと写真を見て想像
してみていただければ皆さんにも分かっていただけると思います。
宿の母屋では食事をしたり、いっぱいやりながら宿主と話をするのですが
そこには囲炉裏があり、これを囲み語り合っている時間は何にも代えがた
い時間になります。
食事はごく普通の民宿食が出たかと思いきや、宿主は狩猟もするマタギで
もあったので、所謂ジビエ料理(鹿鍋・イノシシ鍋・キジ鍋等)で、もて
なしてくださいます。
これがまた旨いのなんの(*^^)v
どうでか、みなさん想像できますか…
そして、しっぽりやって別棟で就寝して起きても何故か二日酔いなどはあ
りません。
そして冷た~い水で顔を洗うとシャキッと目が覚めます。
これで民宿甲武信を満喫したかと思いきや、朝食にて最後のおもてなしが
待ち受けています。
予約の時におねがいしておくと、朝食に地元の味「ずり上げうどん」とい
うものを用意してくださります。
これは大きな鍋にうどんが入っていて、神社などの手水舎にある木ででき
た柄杓のような物でうどんをドンぶり🍜にすくって、特製のつけ汁につけ
て食べるか、生醤油と生卵で食べるかしますが、これがまた旨い❕
絶品です。
それはそうです、うどんは完全に宿主の手打ちですから( ^)o(^ )
「ずり上げうどん」の云われは、ズリズリと音を立てて食べている様から
きた地元奥秩父の名産だと宿主に聞いたことがあります。
そんなシンプルな朝食が絶品だなんてと疑う方がいらっしゃったなら、
一度ここに連れて行って食べてもらいたいものです(;'∀')
どうですか皆さん、高級な宿や有名な観光地も勿論良いですが、このよう
に周囲は山に囲まれて一見何もない場所にこそ真の癒しがあるとは想像で
きませんか(^_-)-☆
では今日も生かしていただけていることに心から感謝します。
本日もご訪問くださり誠にありがとうございました。