kisekisupport’s diary

様々な経験と感動を記していきます

香港でのニュースを観て

ここ数日、梅雨が本気を出したようで各地で大雨が降っています。

該当する地域の皆様は被害に遭われませんように十分にお気を付けて

お過ごし下さいませ。

 

さて昨日、ニュースを観ていたら香港でデモを行っている人なのか…

急に警備にあたっている警察官に刃物で襲いかかるという光景を画面

で観ました。

警察官は重症で犯人は自殺を図ったと報道されていましたね。

香港の情勢から強い思いがあってのものであるとの想像は難くありま

せんが、残念な行動であることは間違いありません。

 

で、このニュース映像を観て、私自身が刃物を持つ人間に人生で2度

対峙した経験を思い出したので記事にします。

 

一度目はもう40年以上前の中学生時代です。

私のクラスのある生徒が家庭の事情でとても貧しくお風呂に入れてい

ないという事があったのです。

その子は入学当初から話題の生徒でゴキブリという、あだ名をつけら

れていました。

確かに髪の毛は油でテカテカでありましたし、近くに寄ると体臭なの

か異臭がしていたことは事実です。

まぁ中学生の年頃で何日も風呂に入らなかったら、どうなるかは想像

が付きますよね。

そんな子でしたから女生徒は近くには寄りませんし、男子からもイジ

メというより、言葉でいじられていたのは事実です。

ある日、いつものように何人かの生徒がその子を言葉でいじっていた

ら何とポケットからナイフを出し一人の生徒に向けたのです。

その出来事を少し離れた場所で見ていた私は正義感とか恐怖とか理屈

ではなく自然に体が動き、その子に駆け寄りナイフを持つ手を両手で

力いっぱいに掴み「捨てろ!」と叫んでいたのです。

ナイフを向けられた生徒は呆然と固まっていましたし、その子は無表

情のままでした。

どの位の時が流れたかは定かではありませんが、私が二度目に「捨て

ろ!」と言った時にナイフをぽとりと床に落としました。

これで大事には至らずに済みました。

それからは誰もその子をいじりはしなくなったのですが、その子もし

ばらくして学校に来ることはなくなってしまったのです。

そしてその子は引越したという話だけは聞いたという記憶です。

 

二度目は私が小売業界で店舗で業務にあたっている時の出来事です。

私が事務所にいると一人の職員が血相を変えて入ってきて

「大変ですベーカリーの売場で男が暴れています警察を」と言ってき

たのです。

私は直ぐに事務員に110番するよう伝えると現場へと急行しました。

するとベーカリー売場の前で男が刃物(包丁)を持ち何かを叫んでい

るのを現認しました。

その男はベーカリーで働くパートさんの元夫だったのです。

何故それが分かったかというと、一度、私はその男に「店の中でスト

ーカー行為はやめるように、でないと警察を呼びますよ。」と警告を

した事があった人物だったからです。

私は騒ぎを聞きつけて来た他の職員にお客さんを店外に誘導するよう

に指示をすると、その男に

「おい、刃物を捨てろ。これ以上やったら大変な事になるぞ」と言い

ました。

すると男は「うるせぇ!」と一度は私に包丁を向けました。

しかし私は何故かこういう修羅場になると逆に冷静になり恐怖感とか

パニックになるということはないのです。

そして意を決してもう一度男に

「いいから刃物を捨てろ!」と一喝したのです。

すると男は何かを叫びながら包丁を床に投げ捨てたのです。

私はその機を逃さず男に駆け寄り、首を取り大外刈りで倒し抑え込み

に入りました。

*私は一応、警察官を目指したことから柔道と空手の経験があります

そして間もなく警察官が数名着たので身柄を引き渡しました。

本当は素人がこんな行動を取ってはいけないことは分かってはいます。

しかし、もし私が制止しないでパートさん(元奥さん)が傷付けられ

たり、お客さんに矛先が向かったらと考えると何もしないということ

は私にはできませんでした。

 

ただ本当に素人は危険ですから正義感だけで刃物を持つ人間に対峙す

るなどということはしてはいけません。

私はただ単に運が良かったというだけの話です。

 

私は何故か様々な事件・事故・トラブル・ハプニングなどに遭遇する

機会が多いのですが、これも私の「引き寄せの法則」による特殊なも

のなので皆さんは出来るだけ平穏にお過ごしくださいね。

 

では今日も生かしていただけていることに心から感謝します。

本日もご訪問くださり誠にありがとうございました。

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