地球規模で起こる気候変動による災害の数々は未来を見据える
うえで最重要課題であることは言うまでもありません。
国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)は8月、
「人間が地球温暖化させてきたことは疑う余地がない」と断定
しました。
そして私が知らなくて驚いたのが、温暖化の原因の一つとして
あるのが「牛のげっぷ」だそうです。
皆さんはご存じでしたか?
反すう動物の牛は、4つの胃にすむ約8000種の微生物の力
を使って餌を発酵・分解して栄養にしています。
その時に発生するのがメタンだそうです。
胃運動に伴ってたまったガスが1分間に1回くらい押し出され
ます。
人間みたいにゲプッと音がするわけでもなく、見た目では分か
らないそうです。
食べる量が一番多い泌乳牛は1日平均500ℓ位だしているそう
です。
メタン500ℓと言われてもピンときません。
日本のメタン排出量は二酸化炭素換算で2848万トン。
農業に由来するものが77%で「牛のげっぷ」は27%を占め
るそうです。
全国の約11万台のバスから出る温室効果ガスは年間410万
トン、約21万台のタクシーからは248万トンですので、
「牛のげっぷ」はバス、タクシーから出る量より多いという恐
るべき数値です。
げっぷは反すう動物にはつきものでヤギや羊なども同様にメタ
ンを出しているわけです。
牛やヤギや羊は世界で約30億頭以上飼育されているそうで、
これだけいると出てくるメタンは膨大で、世界の温室効果ガス
の4%がげっぷによるものとなります。
この4%という数値を多いととるか、少ないととるかは意見が
わかれるところかと思います。
私はこの数値を思っても見なかった原因という意味では多いと
感じてしまいます。
動物(牛さん)たちには責任はないのですが、未来の地球を考
える時に何らかの対策はとる必要はあると考えます。
与える食事(餌)をメタンの発生が少ない物に改良するとかの
研究もなされているようですので、今後の動向を注視していき
たいと思います。
孫たちが生きる、これからの地球の未来を災害の少ない住みや
すいものにしていくためにも今を生きる我々は気候変動(地球
温暖化等)に真摯に向き合っていかなくてはなりませんね。
美しい星、地球を守るためにも☆彡
では今日も生かしていただけていることに心から感謝します。
本日もご訪問くださり誠にありがとうございました。