kisekisupport’s diary

様々な経験と感動を記していきます

義母の想い出

先日の義母の逝去に伴い、少々ご無沙汰しておりましたが、一連の

式なども済み、今日から復活したいと存じます。

この間にもコメントやブクマにスターなどを頂戴した皆さまには、

この場を借りて心から御礼申し上げます<m(__)m>

 

このところ梅雨のような陽気が続く埼玉県ですが、葬儀に関しまし

ては、現代の主流の「家族葬」で執り行いました。

私が勤めたことのある会社と段取りはしましたので、特に問題もな

く滞りなく済みました。

義母の実家のある茨城県や千葉県や東京都に住む親せきらも参列し

ていただきましたので、コロナ禍ということもあり普段はなかなか

会えない方々とゆっくり話をする時間を取る事ができました。

葬儀というのは大切な人との今世での最後の時間で悲しみや寂しさ

が大きいものですが、普段は様々な理由で疎遠になっている方々と

引き合わせていただけるという利点もあります。

ただ義母の姿がなくなることに伴い、その方々との縁が薄くなって

益々疎遠になることは出来れば避けたいことです。

確かにそのご家庭毎に事情は異なりますので一概には言えないので

すが、我が家の親戚関係は良好であると思っていますので、今後も

引き続き良好な関係を保っていけたら嬉しい限りです。

さて義母と私が知り合ってからは約40年の月日が流れました。

当時、私はまだ学生でしたが初めてお会いした時も笑顔で接して

いただいた事を覚えています。

その後、私がお宅にお邪魔するとまるで貴族や皇族、お殿様でも

お招きしたかのごとく厚遇で接してくれるような義母でした。

私がひどく体調を崩した期間、誰よりも心配して温かいお声がけを

してくれたのも義母でした。

ですので私に対する厚遇の恩を返す意味もあり、義母の体調が悪く

なるにつれ病院や施設探し等は全て私が担いました。

義母も私の意見やアドバイスは素直に聞き入れてくださり、全てを

委ねてくださいました。

そんな義母との想い出は数多ありますが、一番というか何年もの

月日が経過しても義母が私に恐縮し謝り続けたことがあります。

それは我が家族と妻の実家とで旅行に行った時の帰りの事です。

この時は日光・鬼怒川を旅して、私の関係で鬼怒川に宿泊した時

にはホテルの特別室(スイートルーム)で過ごす事ができ、皆が

最高の気分で帰路につき、もう家に着くという最後の最後に義母

が「晩御飯を作るの面倒だから食べて帰ろう」と言いました。

そして入ったお店でそれは起こりました。

我々家族一行は座敷の客席に通されました。

当時は我が子の長男がヤンチャ盛りで、ひと時もじっとしておら

ず、片時も目が離せない状況にありました。

ですので外食の際には、誰かが先に食事を済ませ交替で面倒を見

るなどの方策を取っていました。

その時は義母が先に食事を済ませて息子の面倒を見ていてくれた

のですが、その動きの激しさに手を焼いていました。

で息子が座敷を駆け回り、それを制止しようとした義母が食事を

始めた私にバランスを崩し倒れかかってきてしまったのです。

そのはずみで私は手に持っていた温かいお蕎麦をこぼし、中身の

全部を私の洋服にかけてしまったのです。

私は熱いのと食事が台無しになってしまった事に若干のショック

は受けましたが大して気にも留めませんでした。

だってもう家の近くだし、後の予定は帰るだけなので別に・・っ

て感じです。

その時に妻が「この洋服、旅行用に買ったばかりで高かったのに

、あ~あ」と言ったのです。

その一連の事象から義母は本当に恐縮し私に土下座でもするくら

いの感じで謝り続けていました。

私も当時「大丈夫ですから気にしないでください」と笑い飛ばし

たのですが、その事があって以降、事ある毎に義母はその時の事

を気にかけて私に謝るようになったのです。

それはコロナ禍前に会った時にも気にかけていたくらいです。

そんな優しくて、気遣いができて、人当たりが良くて、旅行や温

泉やカラオケが好きで笑顔が素敵だった義母には今世ではもう会

えません。

しかし初めて会った時から今まで実母のように感じてこれたのも

義母の人柄もあったとおもいますが、胃袋を掴まれたのも大きか

ったと感じています。

料理の味付けが私の味覚にジャストフィットしていたからです。

それに今私が毎日のおつとめやカウンセリング時に使用している

数珠は10年程前に義母があるお寺さんで仏様の念を入れてもら

った物をプレゼントしてくれた物です。

この数珠が私には義母の大切な形見になってしまいました。

 

と義母の想い出や話は尽きませんが、四十九日あたりまでは現幽

界という現世とあの世の間のような場所に魂はあり、お世話にな

った方々への挨拶まわりや、あの世に逝く準備を整えていること

と思います。

そして幽界~霊界(あの世)へと進んで、先に逝った義父や先祖

とも再会し昔話に花を咲かせていただきたいと思います✨

本当に84年間、お疲れ様でした。

そして本当にありがとうございました🙏

心から感謝と哀悼の意を表します。

 

では今日も生かしていただけていることに心から感謝します。

本日もご訪問くださり誠にありがとうございました。

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