今日の記事は長くなります💦
私が大昔、高校に入学し名前の札が貼ってあった席に着き、担任の
来るのを待っている時に隣に座る一人の女子生徒から声を掛けられ
ました。
「ね~〇〇君は〇〇中で野球をやっていた人でしょ?」
「そうだけど」
「やっぱり、〇〇中の友達から噂は聞いていたの」
「え~変な噂?」
「ちがうちがう✋良い奴だからって(笑)」
「なら良いけど」
「私〇〇って言うから宜しくね」
「うん」
こんな感じでした。
これをきっかけに席も隣だし急速に仲良くなっていきました。
色々な話をしているうちに、その子が音楽をやっていることを知り
ました。
中学の時の友人の三人でグループを組んでいることも知りました。
私の若き時代は歌謡曲・ロック・フォークのジャンルを問わずバンド
全盛の頃でしたので珍しいことではありませんが、その子は突然に
「ね~〇〇くん、私たちのマネージャーになってくれない?今度の
日曜にでも二人に会ってよ?」と言い出したのです。
私もまだその頃は野球部も同好会だし時間がありましたので、4人
で会うことを約束しました。
そして次の日曜日にファミレスで初対面を果たしました。
初めて会った二人も少女マンガに出てくるようなキラキラとした目
を輝かせたチャーミングな容姿をしていました。
私は女子三人組に囲まれ少しだけ緊張していました💦
そして一頻り互いの話を終えると、リーダーでボーカルの子が私に
「あのね、今日はお願いがあって会ってもらったの。それは、でき
れば私たち三人のマネージャーになってもらえないかと思って」
と言い出しました。
三人はプロの歌手を目指すつもりはないけど、せっかくだから、
たまにでいいから人前でライヴっていう活動はしてみたいと言う思
いを持っていたのです。
そこで女子三人では舐められるし、怖いから、活動の手伝いをして
欲しいと私にお願いしてきたのです。
私は若気の至りと申しましょうか、当時から信じるは自らの直感と
いうところがあり間髪入れずに二つ返事で「OK👌」してしまい
ました。
その時の三人は大そう喜んでくれて、リーダーの子が「ね~じゃぁ
〇〇君の呼び名を決めようよ」と言い出したのです。
そして決まった私の呼び名は「おにいちゃん」でした。
それからは週一ペースでスタジオを借りて練習に励み、オリジナル
曲を引っさげてライヴハウスで前座で演奏したり、小さな場所を借
りてはライヴをしたりしていました。
そのコーディネートを私がしていたということです。
そして月日が経ち、高校も卒業というタイミングで私は三人を大き
な舞台に立たせたいと考えたのです。
そしてコーディネートしたのは、いつもは二人のキーボード♫と一
人のメインボーカルでやっていたのですが、私の友人を誘い、ドラ
ムにギター🎸にベースを加えフルバンドを組む事にしました。
そして、ある市庁舎の中の視聴覚室(200名規模)を借りて、高
校生卒業ライヴをすることにしたのです。
そして選曲やら譜面作り、音合わせや練習を重ね、私も観客集めに
奔走し何とか満員の中でライヴをする夢を叶えてやる事ができまし
た。
そして我々4人は高校の卒業を機に様々な道へ進んでいきますので
一旦、活動を休止することにしたのです。
この女子三人の友情の絆は深く、私を含めた4人の誰かに何らかの
事件や問題や悩みが生じた際は直ぐに集まり、様々な世話をやく
ことも多々ありました。
四人では飲み会やカラオケ、軽井沢などに旅行に行ったこともあり
ます。
そんな三人とは仲はメッチャ良かったですが、本当に男女の関係は
ありません。
ただ一度だけ酒の席でリーダーから告白されたことがあります。
それは「ねぇおにいちゃん知ってた?私たち三人共に誰がおにい
ちゃんのお嫁さんになるかって話してたんだよ。それなのに、おに
いちゃんは全く違う人を選んでしまって落ち込んだんだから」です。
私はその時、まんざらでもない心境であり、でもリアクションに
困り笑って誤魔化したのを記憶しています。
人生なんて本当に分からないものですね。
もし私が三人の誰かに強い恋愛感情を抱き告白でもしていたら、今
とはまったく違う運命を歩んでいたわけですから。
ただ私は三人ともにそれぞれ大好きで、一人にしぼるなんて事がで
きなかったのと、商品に手を出してはいけないみたいな責任感みた
いな思いであったと言えます。
でも、それが人生というものですよね😄
この三人の女子とは、おじさん、おばさんになった今でも折に触れ
連絡を取り合っています。
もう40年も続く友情です。
多分、死ぬまで関係は続くのでしょう。
いえ、死んでも、あの世で続くかもしれません。
メインボーカルの子も「もう今の若い子の曲の高い音♬が出ない」
と嘆いているし、私も孫がいるおじいちゃんになってしまったけど
永遠におにいちゃんと呼ばれる存在であるのだなと言う話でした。
では今日も生かしていただけていることに心から感謝します。
本日もご訪問くださり誠にありがとうございました🙏