kisekisupport’s diary

様々な経験と感動を記していきます

この時期になると想い出す(マラソン)

この時期は天候も比較的に安定し気温も低下してきて過ごしやすい

日よりが多いですね。

もう高校を卒業して40年近くになってきているのに、いくつにな

っても忘れない想い出(記憶)があります。

それは「マラソン」です。

私の通っていた高校は自衛隊予備校とも言われるくらいに「マラソ

ン」に力を入れていた学校でした。

学期始めから一か月間の体育の授業は全部「マラソン」です。

授業の「マラソン」と聞くとグランドを周回するイメージかもしれ

ませんが、我が母校の周囲を回る丁度1キロのコース(道)があっ

たのも因果です。

授業で男子は距離3キロから始まり、最長は8キロを走ります。

何故に最長が8キロかと言うと、授業での1キロの走行時間の制限

が1キロ5分なので、必然的に授業に収まる8キロが最長となるの

です。

でも8キロ走る日は始業前に準備運動を済ませて、始業のチャイム

と同時にスタートを切るのです。

野球部の私だって食事の後の授業は結構キツイですし、午前中の授

業があると昼に腹が減るのなんのって( ;∀;)

まぁ我が母校は歴史的に体育教官が幅を利かせていて、他の教師達

は口ごたえできなかった時代です。

今じゃパワハラモラハラですね💦

 

そんな高校ですから「マラソン大会」なるものが一年に一回行われ

るのですが、それがまた面倒くさい!

1年生から3年生までの全校生徒で行う行事で、学校から離れた場

所で開催されるのです。

それを行っていたのが狭山湖(山口貯水池)」なんです。

埼玉県南中部に位置する所沢市入間市にまたがり存在し、19

34年(昭和9年)完成の東京都の水がめの人造湖です。

埼玉県にあるのに東京都に上水を供給するためのもので、湖畔は

松やクヌギの雑木林で緑豊かな武蔵野の情景をかもしだしていま

す。

春にはツツジソメイヨシノも咲く場所もあります。

と聞くと良い場所に感じるかもしれませんが、これまたこの湖畔

を周回する遊歩道があり、それが丁度一周約10キロあります。

そこを走るのですが、キレイに整備された道かというのは大間違

いで、雑木林に入ると地面は粘土質の土だし、アップダウンはあ

るしで本当にサバイバルです。

1・2年生や女子は湖畔を1周でしたが、当時は3年生の男子に

なると2周もさせられたんですよ(~_~;)

そんなんイジメかシゴキですよね~

今やったら確実に学校は訴えられる案件です。

そんなもんだから体調を悪くし棄権する人やケガする人も続出す

るのですが、制限時間内にゴールできない場合は後日、補講授業

の罰則マラソンが科せられるという鬼のような大会です。

でも昔は皆、その後日の罰走が恥じと言うか嫌で頑張って完走を

目指すのです。

私は野球⚾や空手をしていたし体力には自信があったので、余裕

で上位で完走していたのですが、流石に武蔵丘陵の緑や紅葉を楽し

むまでの気持ちは持てませんでした。

全校生徒が集まるのですが、この「マラソン大会」で何が面倒か

と言うと狭山湖まで行くのが面倒なんです。

我が家からでも電車を乗り継ぎ約1時間半は掛かるので、往復す

すだけでも疲れるのに、走って、電車乗って、歩いてなんて、か

ったるくてやってられませんよ(-_-メ)

てなことで私や仲間の悪連中は1・2年生の時は現地までバイク

で行きましたし、3年生の時は普通自動車免許と車🚘を有して

いたのでマイカーで仲間を乗っけていきました。

土地勘のない方には全くイメージがつかないと思いますが「狭山

湖」プロ野球西武球場の傍にあるのです。

当時は自然が多く、バイクや車をこっそり停めてもバレないし

文句も言われないし何でもアリでしたね(^^;

 

まぁこんな感じで走ることに適した気候の今頃になると、この

「マラソン大会」を想い出すのです。

でも、ここまで読んで下さった方は感じると思いますが、現代

では絶対にアウトで訴えられる行事だと思いませんか・・

いかに日本のモラルというか習慣や考え方が時代の経過と共に

変化してきたかがわかりますよね。

でもきっと今の若者たちは体力が低下している気がします。

 

では今日も生かしていただけていることに心から感謝します。

本日もご訪問頂き誠にありがとうございました🙏

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