kisekisupport’s diary

様々な経験と感動を記していきます

月命日に想い出した父のこと(大我編)

明日は南岸低気圧の影響で雪がちらつくかもという予報があった

関東地方ですが、どうも降らずに済みそうでう❆

車のタイヤをスタッドレスに換えていないので安心しました。

 

さて話はかわり、母から2年落ちの電動自転車をもらう事になり

ました🚲

そこで実家から輸送するのに、私の軽自動車には当然乗りません

ので、ワンボックスカーに乗っている息子にお願いをしました。

すると息子が「ごめん、コロナに罹っちゃったから、しばらくし

てから連絡するわ」とのことです。

私は「うわ~罹ったか、それじゃぁこちらはいつでも良いから孫

や奥さんに移さないようにして、お大事にしてな」と。

やはり巷では第8波の真っ只中なんですね・・

そのやり取りの後で大事に至らなきゃ良いけど・・と息子の事を

案じていると、もう50年近く前の私と父との出来事を想い出し

懐かしくなりました。

因みに今日6日は父の月命日なのです。

その出来事とは、私が小学校低学年のある夕方に、確か何かのア

ニメをテレビで観ていたような気がするのですが、私は身体がだ

るくて動けずにいました。

そして仕事を終えて帰宅した父が私の様子がおかしい事に気付き

私のおでこに手を当てると

「おいお前、すごい熱じゃないか!すぐに病院に行くぞ!」と言

ったような・・

しかし父は運転免許を持っていないので私を自転車の荷台に乗せ

「しっかりつかまってろ!」と言うと、全力で近隣の病院に向い

ました。

そして病院に着くと、もうドアは閉じられていてカーテンもかか

っていたような朧げな記憶があります。

すると父が閉まったドアをドンドンと大きな音を立て叩き

「おい誰か中にいるだろ!開けろ!」と怒鳴っています。

それでも開かないとみるや

「おい!ドアぶち破るぞ!」と言ったのを記憶しています。

するとようやく中から数名の看護師さんが出てきてくれました。

そして父とのやり取りをして私は医師の診察を受けたのを記憶

しています。

今思うと、多分ですがインフルエンザだったのだろうと思いま

す。

もう50年近く前の話なので記憶も完全ではないのですが、兎

に角父が必死になっていた事は鮮明に覚えています。

酒は飲むし、喧嘩はするし、ギャンブル好きで多額の借金を作

り、我々を命の危険にさらしたり、夜逃げの極貧生活までさせ

たヤクザな父でしたが、物凄く義理人情には厚い男でした。

 

私も息子のコロナ感染の報を聞き、心では強く体調を案じてい

ますので50年前の父がとった行動の心境は理解できます。

ただ本当に病院のドアを叩き壊すのではないかとの勢いでした

ので、その記憶だけは何年経っても消えることはありません。

それも父の月命日に想い出したのも何かの縁を感じます⚡

親が子を思う気持ち、それは正に大我であり何事にも代えがたい

尊いものです。

もしも今現在、親子関係の問題や悩みを抱えていたり、親子の愛

を感じられずに過ごしておられる方々には「その関係はあなた自

身が選んで生まれてきたものですよ、最愛ですよ」と声をお掛け

したいと思います。

再度の確認の意味を込めて追記しておいますと、親子とは「親が

子を選んでこの世に生まれてきたわけではなく、子がその親を選

んで生まれてきたのだ」ということを決して忘れないでいて欲し

いのです。

 

では今日も生かしていただけていることに心から感謝します。

本日もご訪問頂き誠にありがとうございました🙏

peraichi.com