kisekisupport’s diary

様々な経験と感動を記していきます

旅の話(京都・宿命編)

この記事は私の趣味の旅のでの話です。

私のルーツ(前世)や宿命(今世)にも関連するものであります。

 

私が20代前半のある時に親友から

「京都の柊屋という老舗の旅館の宿泊50%オフの優待券が手に入ったん

だけど一緒に行かない?」
と誘われました。

旅好きの私がこの話を断るわけがありません。

そして友人とその恋人、私と妻との4人で2月の京都に2泊3日で行きま

した。

新幹線で京都駅に着くと、すぐに荷物をあずけ奈良巡りに向かいました。

そして夕刻前の暗くなる前に京都駅に戻り宿に向かう為にタクシーに乗り

行先と告げました。

「柊屋旅館さんまでお願いします」すると運転手さんが

「え、柊屋さんですか?」と聞き返してきたのです。

「そうですよ。何か?」

「いえ、お若いから間違いかと思って」と。

そうです、そう驚かれるほどに京都では有名な老舗旅館であったのです。

そして、そのタクシーの運転手さんと会話をしている間に、これも何かの

縁だと、次の日に一日貸し切りで名所を巡る予約を取りました。

宿泊した「柊屋」さんは雰囲気、サービス、料理のどれをとっても最高で

言う事はありませんでした。

そして二日目には終日、京都観光を予定していましたが、旅好きの私は

勿論、京都には何度も足を運んでいましたので、一般的に良く知られてい

る所ではと貸切ったタクシーに乗るなり

「運転手さん今日は普段あまり人が多く行かないけれど、おすすめのスポ

ットを巡ってくれませんか?」と言いました。

すると「了解です。お任せください。」と頼もしい返事が返ってきました。

そして何軒かのお寺などを巡り、昼食は嵐山で風花舞う中で湯豆腐を食べ

夕刻も迫ってきた頃に「曼殊院門跡」という「幽霊の掛け軸」で有名な所

につきました。

そして拝観するのですが、本当に珍しいことに他に拝観者もいないので特

別に住職が我々を案内してくださるという事になったのです。

そして、お供えしてある水が毎日少しづつ減るという怖い怖い幽霊の掛け

軸を観て終わりかと思った時に運命とも言う話が住職から私にあったので

す。

「〇〇さんとおっしゃいましたね。今日は特別に且つてはお殿様や高貴な

人しか入れなかった和室をご案内します。」と言ってくださったのです。

その部屋から観る手入れのされた日本庭園は言葉を失うと聞いていたので

喜んで四人で部屋に入りました。

そして私は何気なく部屋の中で正座をし美しすぎる素晴らしい庭園を観て

いました。

すると住職が私にこう言いだしたのです。

「〇〇さんは仏教を専門に学んでいるのですか?」

「いいえ神社仏閣巡りは大好きですが特段の勉強をしたことはありません

よ。」

「そうですか、しかしあなたは仏に導かれる運命をお持ちのようですね」

「え?」

「先ほど皆さんが到着してすぐにタクシーの運転手さんが私にこう言って

いました。〇〇さんて方は今日一日行動を共にして行った先のお寺でこと

ごとくお坊様から、あの人はそのお寺でお殿様や高貴な方しか座らせるこ

とがない唯一のピンスポットに何の説明も受けていないのに立たれていた。

他の人たちはバラバラなのに、あなただけは寺で一点しかない最高の場所

にしかいなかったと。

ここでもそうです。私は一切の説明もしていないのに、あなたは何の迷い

もためらいもなく、その一点に座られて庭園を観ている。

これはあなたが仏に導かれる者だということでしょう。

きっとこの先、年齢を重ねていくと私が今言ったことの意味が理解できる

時がくると思うので覚えておいてください。」

と私に仏のような優しい表情で語りかけたのです。

そして我々は丁寧に住職にお礼を告げ帰路につきました。

f:id:kisekisupport:20210531131425j:plain

*写真は金閣寺

 

これがある京都旅行の一幕なのですが、あの時の曼殊院の住職の言ったこ

とが後に線となり、私の人生の意味に結びつくとはツユとも想像もしてい

ませんでした。

 

それは私の前世が僧侶であったと師匠(スピリチュアルの先生)に聞かさ

れ、しかもかなりの高僧で時の権力者(お殿様)の相談役を担い政治にも

関与していたとか。

その前世の話はまたいずれ記事にするとして、私の今世を生きる意味(学

び)や非常に強い霊媒体質、霊視や高次の存在の声を聴ける能力、天に護

られの運の良さなど全てに合点がいったのです。

 

この私が何故に京都の旅が好きであるかは単純に歴史好きの神社仏閣オタ

クではなく、運命に導かれる旅なのだということなのです。

どうでしょうか、少しは伝わりましたでしょうか?

 

では今日も生かしていただけていることに心から感謝します。

本日もご訪問くださり誠にありがとうございました。

peraichi.com