kisekisupport’s diary

様々な経験と感動を記していきます

柔よく剛を制す

まずはTOKYO2020オリンピック関連について書かせていただきます。

 昨日も日本人の活躍はすごく、フェンシング初の金メダルを獲得する

という快挙を成し遂げるし、また柔道では女子78㎏超級で素根輝さ

んが金メダルを獲得しましたし、すでに金メダルの数では過去最高数

を更新しましたね。

日本もやりますね~(^^)v

 

で、この記事では私の本当に個人的な視点で、どうしても記しておき

たい思考が出てきましたのでよかったら聞いて下さい。

 

私は少年時代に数年間、野球と並行して柔道を少々かじりました。

その時の教が昨日、残念ながら敗れた原沢さんを観ていて鮮明に蘇り

人生にも通ずると強く感じた次第です。

その教え(指導)とは「柔よく剛を制す」です。

これは私が身体が小さく華奢な頃に自分よりも大きな相手に勝つため

に師匠が繰り返し私に教えた言葉(教訓)です。

簡単に言えば、自分よりも大きく力の強い相手に真っ向から力勝負を

挑んでも勝てるはずがない。

しかし柔道というのは相手の力を利用して戦えば、どんなに体格差が

あろうと勝つ(投げる)事ができるのだということです。

確かに柔道で組み合うと分かるのですが、相手の力の入れ方や重心の

位置などを冷静に見極め、それを逆に利用して技をかけると、たとえ

自分より大きな相手でも簡単に投げることは可能になるのです。

それはもう嘘のように見事に決まります。

この「柔よく剛を制す」は柔道のみならず様々な武道でも応用されて

います。

それに野球でも守備の捕球や打撃にも応用できるのです。

 

ここからはあくまでも私の個人的見解で専門家ではないので誤認等が

ありましたらお許し下さい。

しかし昨日の原沢さんの闘い方を観ていると、柔道家としては大変に

美しく潔い戦い方をしていました。

外国の体格やパワーに勝る相手に正々堂々と向かっていく姿勢は素晴

らしいの一言です。

が、勝負となると話は別です。

特に銅メダル戦では体格もパワーも圧倒的に劣っています。

そこで必要だったのは柔道家の先人達が学んで教えてきた「柔よく剛

を制す」の精神なのではなかったと感じたのです。

これには様々な意見があると思います。

どんな相手にも正々堂々と真っ向勝負で負けたなら良いじゃないかと

いう人もいるかもしれません。

ですが試合後の本人のコメントを聞いて私の考えは変わったのです。

原沢さん本人は「勝てなくて悔しい」と唇を噛んでいました。

そこで私は勝つにはあの戦い方ではダメだ、と感じたのです。

だって技術では上回っているのですから、相手の力を上手く利用して

闘えば勝てるのですから。

それが正に「柔よく剛を制す」の精神なのです。

もし原沢さんに次のチャンスがあるのならば、是非とも柔道というも

のの先人達の教(叡知)を今一度思い出していただき勝負に臨めば勝

つチャンスは十二分にあると思います。

 

少し付け加えれば、この「柔よく剛を制す」の精神は柔道だけではな

く人生にも当てはまることがあると思っています。

人生でも大きく力の強い相手(試練)にぶつかる事が多々あります。

その時に真っ向勝負で挑むのも人生かもしれませんが、それで敗れて

心折れていては身が持たないということもあります。

ですから大きな相手(試練)に応じた闘い方をすれば、勝てる(乗り

越える)チャンスも大きくなるというものです。

皆さんはどうお考えになりますでしょうか?

 

では今日もどの競技においても皆が全力を出し切れて悔いのない時を

過ごしていただきたいと思います。

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最後に一言だけCOVID19について。

また昨日、新規感染者が過去最高を更新しています。

この間、繰り返し書いている通り、このままいくと日本の医療は崩壊

します。

助かる命も助からなくなります。

そんな悲劇を起こさないためにも一人ひとりが自覚を持って過ごして

いきましょう。

皆さまが健康で元気に過ごせますように…

 

では今日も生かしていただけていることに心から感謝します。

本日もご訪問くださり誠にありがとうございました。

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