kisekisupport’s diary

様々な経験と感動を記していきます

お米を食べよう

このところ、この「はてなブログ」を見ていても、YouTubeやテレビを

観ていても「食」に関するものが多いと感じます。

これは食べる事が大好きな私には興味深いし、楽しいのですが、このこ

とで大変に深刻な状況にある方々もいることを忘れるわけにはいきませ

ん。

それは「お米問題」です。

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まず一つ目の問題は「減少し続けるお米の消費量」です。

国民一人当たりのお米の消費量は1970年と比較して半減しています。

この要因は食の多様化です。

今はパン・パスタ・麺類など、お米を食べなくとも何とか過ごしていけ

ます。

それがお米の消費の減少を生み、消費より生産量が増えてしまう「米あ

まり」という問題が深刻化しています。

 

二つ目の問題は「お米農家に大きなダメージ?安いお米の輸入」です。

1990年代に大きな冷害で外国米を大量に輸入したことがありました

よね。

それからというもの、現在はTPP交渉の参加もあり、海外からのお米

の輸入量を増やすように求められています。

 

三つ目の問題は「お米農家は儲からない?米価の低下」です。

お米農家に入るお金の額は年々安くなり、現在は深刻な赤字問題を抱え

ています。

高度経済成長により生活物資の価格が軒並み急上昇する中で、実は唯一

下落しているのがお米の価格なのです。

現実問題として、お米を作るコストは上昇しても卸価格が下落していけ

ば儲からないのは火を見るよりも明らかです。

 

四つ目の問題は「生産者の減少」です。

新規参入が難しいから新たに農家を始めようという人は少なく、日本の

農業就業人口は年々減少しています。

農業というのは自然相手でもありますし、肉体的にもきつく、どうして

も安定を求めるという点においては厳しいものがあります。

 

これらの記してきた要因などにより、昨今は「お米の危機」とも言える

状況にあります。

かくゆう私の父方の実家(本家)も且つては専業農家で生計を立ててい

ましが、現在は兼業で「お米」を作っている状態です。

 

食の多様化は人の好みにより、好きな物を食べられるという利点もあり

ます。

しかし他方では日本の食料自給率は低下の一途です。

確かに私もパン類も麺類も大好きです。

しかし可能な限り「お米」も食べるようにはしています。

そうしないと日本の農業は輸入に依存し益々、衰退の道を辿ってしまう

から。

輸入というのは世の中のバランスが取れているうちは良いと思います。

しかしコロナじゃないですけど、何か世界情勢が悪化した時には不安定

になる危険性も秘めていると思います。

今は好きな物を好きな時に食べられますが、それが当たり前になる怖さ

を私は危惧しているのです。

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どうか皆さんも日本の「お米」を見直して、もう少し食べてみてはいか

がでしょうか…

日本の田園風景を守るためにも。

 

では今日も生かしていただけていることに心から感謝します。

本日もご訪問くださり誠にありがとうございました。

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