kisekisupport’s diary

様々な経験と感動を記していきます

春彼岸(その7)運命の法則

この世の中には人生をすでに決められたものとして、何事も

運命のせいにする運命論者がいます。

「あなたの運命は決まっている」などと言う占い師などもいます。

しかし霊的視点からみればこれは間違いです。

運命は定められているものではなく、自らが創るものなのです。

よく似た言葉に「宿命」というのがありますが、この二つは全く

異なります。

宿命とは生まれた時代や国、家族など変えることのできないもの

です。

しかし、この宿命は本当は自分自身が生れる前に自らの魂の成長

に最も合ったカリキュラムとして選んできたものなのです。

宿命と運命を料理に例えれば、宿命は素材でそれをどう調理する

かが運命です。

どんな素材でも料理の仕方次第では素晴らしい味に仕上がるもの

です。

料理の仕方(腕)とは、いわば「人間力」喜怒哀楽すべての経験を

積むことで人間力を高めれば、人生にどのようなことが起きても

恐れることはありません。

もし運命ですべてが決まっていたら、なんて味気ない人生なので

しょう。

自由意志で決められるからこそ生きる喜びというのがあるのです。

 

これが「運命の法則」の解説になるのですが、今日の午前中に

この記事に関連する出来事が私にありました。

今日、私は定期通院(処方箋を取り)にいつもの病院に行きました。

そこは小さなクリニックなのですが駐車場に車を停めて歩きだすと

いつも止まっている主治医のベンツがないのと、入口の門が

閉まっていることに起きた事の想像がつきました。

そして入口に張られている案内を見て確信に変わりました。

それは「院長急逝により休診とさせていただきます」です。

私とこの院長との付き合いは30年近くなります。

私が風邪ひいた時も原因不明の体調不良になってからも子供達の

体調不良から予防接種まで本当にお世話になりました。

私が原因不明の体調不良に悩み苦しんでいる時にも専門外にも

かかわらず点滴をうってくださったり、生き方論(カウンセリング)

も聞かせてもらいました。

私は元々通院していた大学病院に無理を言って、この3年は

このおじいちゃん先生に処方をお願いしていたのです。

そして張り紙にあった連絡先に電話をすると顔なじみの看護師さんが

出て色々と状況を聞かせてくれました。

そして今後の私の身の振り方も指示してくれました。

この一連のやり取りを終えて自分の車に入りシートに座った時に

胸の奥底(魂)から悲しみが湧き上がってきました。

この主治医のおじいちゃん先生が亡くなったのは宿命です。

私がこの方を主治医に選んだのは運命です。

この運命に感謝し、おじいちゃん先生のご冥福を心より願って

一日を終えたいと思います。

 

今日はこの先生を偲んで心からの感謝の念を天に届けさせて

いただきたいと思います。

本日も読んでいただき誠にありがとうございました。

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