kisekisupport’s diary

様々な経験と感動を記していきます

高校球児誕生(その3)

前回までは地元の高校に野球部が無い事に奮起し、友人と

その高校に入学し、同好会を経て部に昇格したところまでを

書かせていただきました。

 

2年生の春に野球部として本格始動をするのですが、まず書かなくては

ならない寂しい出来事です。

同好会の時には総勢50名ほどのメンバーがいたのですが、部に昇格し

行わなければいけない儀式?を迎えて一挙に同級生の部員は10名程

まで激減したのです。

その儀式?とは???

そう、頭を丸める坊主になることです。

この事に色気丸出しの高校2年生は抵抗を示し多くが去っていって

しまったのです。

その中には中学校時代にはエースで4番なんて人もいましたし、

経験者で将来有望な生徒も何人もいました。

私は残念で仕方がありませんでした。

しかし私は残留の説得などは一切しませんでした。

それは、髪の毛を切る事の覚悟がない程度の情熱で野球に向き合って

欲しくなかったからです。

本当に野球が好きでやりたいなら、なんのためらいがあろうか!と

思っていたからです。

そうして新一年生の入部者を入れて20名程の正式な野球部が

ここに誕生したわけです。

 

そうして本格的に活動を開始した我々に部長先生が記念すべき初の

対外試合を決めてきてくれました。

その相手は隣の市にある学校で、その部には私の小学校、中学校時代に

共に汗を流した仲間も何人も所属する学校でこけら落としには

うってつけの対戦相手だったのです。

 

その試合当日の事は今でもよく覚えています。

朝からすごく良い天気で初夏ではありましたが、暑いくらいの陽気

でした。

場所は相手校のグラウンドで我々は一度、部室に集合してユニフォーム

に着替えてから皆で自転車で決戦の場へ向かいました。

そして到着し戦場のグラウンドに一列に整列し挨拶をした時のワクワク

感と興奮と感慨深さは今でも忘れることはできません。

そうして一通りのウォーミングアップを終え、いざ試合が開始される

時になって私は武者震いをしたことも覚えています。

 

試合開始の挨拶をするため、審判を挟みホームベース付近に整列した時

に相手選手の顔を端から順に見ていった時に懐かしい顔が数名いたので

緊張感というよりも懐かしさと、この場に立てた喜びで思わず笑って

しまった事も想い出されます。

 

この試合で私はショート(遊撃手)で4番を任されました。

この試合の結果は5対3で負けてしまったのです。

個人成績は5打席立って3安打1四球1ショートゴロというものでした。

で、結局は我々の記念すべき初対外試合は負けてしまったのですが

そこには悔しさと同じくらいに試合が出来た喜びの感情があったのを

今でも忘れることはできません。

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 こうしてここに高校球児が誕生したわけですが、ここまでの経過で

お伝えしたいのは

「物事の多くは強く願い、それに合った行動を取れば適う(結果に

 でる)」と言う事です。

この私が記事にした流れは、私がラッキーだったとか、私が凄い

とか、私が偉いとかでは決してなくて、その取り組む事への想いが

正しくて強いものであれば、様々な助けが得られ実現する事が

出来るのだということの証明なのです。

ですから私は何事にも簡単にあきらめるという事はいたしません。

野球と同じで、審判のゲームセットの手が上がるまでは試合を

投げ出すことは決してしないと心に誓っているのです。

それが私の生き方、生きる指針となっています。

そんなチョット頑固な生き様もまたいいんじゃないかと☺

 

本日も読んでいただき誠にありがとうございました。

今日も生かせていただいた事に感謝し一日を終えたいと

思います。

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