人生の旅を歩むうえで皆が避けて通れない「三つの苦しみ」がある
とされます。
それは、一つ目が「死に対する恐怖心」
二つ目が「大切な人との死別」
三つ目が「不幸であると感じる心」です。
この三つの苦しみを克服するには、以下の点を理解し信じることが
前提となると、スピリチュアリズムでは考えます。
先ず人というのは皆、霊的存在であるとされます。
これをスピリチュアルな言葉に直すと「霊魂の法則」と言います。
私たち人間は単なる肉体だけの存在ではないというのが大前提にな
ります。
肉体とは現世（物質界の地球）を生きる為の魂の乗り物や着ぐるみ
にしかすぎません。
私たちは皆、魂の故郷である霊的世界から生まれてきて、自分の魂
の未熟さを克服する旅（経験と学び）をするために地球にきたと考
えています。
ですから何らかの理由で死を迎えた時には、魂の乗り物であった肉
体と離れるだけであると解釈するのです。
これで、まず一つ目の「死に対する恐怖心」を克服するきっかけに
なるのです。
要するに、現世における死とは肉体が滅びただけのことで魂は遺っ
ているわけです。
で、二つ目の「大切な人との死別」にも関係するのですが、人は
皆、霊的存在なのですし、地球で死んでも魂は存在していますので
必ずまた霊界（あの世）で再会できるのです。
それに魂に空間とか時間という概念も存在しませんので、先立たれ
た方の魂はずっと地球にいる人を見守ってくれているのです。
死んだらすべて終わり！無になる！と考えると寂しくもなりますが
魂は永遠と理解すれば、目には見えないだけで常にそばに居てくれ
ているのだと思え、少しは気が休まる材料になるかもしれませんよ
ね。
そして三つ目の「不幸であると感じる心」ですが、幸か不幸かを決
めるのは自分です。
それを不幸だと思えばそうだし、いやいや違うと思えばそうなので
す。
その価値観（線引き）は人それぞれだし「不幸中の幸い」とか
「禍を転じて福と為す」って言葉がありますよね。
ですから本当に不幸か否かはあの世（霊界）に還ってから分かるも
のなのだと認識してください。
多くの方は自分自身で不幸を作り出し、思い込んでしまっているの
で、大変にもったいないのです。
ですから「三つの苦しみを克服する」には、人は皆、霊的な魂の存
在であると理解する。
そして、この世（地球）に生まれてきたのは、その未熟な魂を少し
でも成長させることが目的であることを知る。
そして、この世（地球）で「経験と感動（喜怒哀楽）」という様々
な学びを得ていることを忘れないことです。
最後に「私は不幸だ」と強く思い込んだり、嘆いてばかりいる人に
は真の幸せは訪れません。
どんな事が起きようが、例えどんな時にも、前向きに明るく精一杯
に生きている人に幸せは訪れるものだと理解してください✨
では今日も生かしていただけていることに心から感謝します。
本日もご訪問頂き誠にありがとうございました🙏
