kisekisupport’s diary

様々な経験と感動を記していきます

叔母の命日に思うこと

今日は私にとって特別な日の一つです。

幼少の頃に私の家族が夜逃げをして、親戚や知人のお宅を転々と

していた頃に、特段お世話になった叔母の命日になります。

このご家族とは未だに親戚付き合いがあります。

先日の記事にも書いた「墓仕舞い」をして「永代供養墓」にした

ご家族でもあります。

今日、命日の叔母の思い出で一番強く記憶に残っているのは、何

と言っても「お経」です。

私が叔母の家に厄介になっていた頃に、この叔母は信心深く毎朝

「お経」を唱えていました。

これは若くして亡くなった叔父(旦那)さんの供養の意味合いも

あったようですが、私はその「お経」を聞いていると、とても心

が休まり、今で言うヒーリング音楽のような感覚を受けていまし

た。

そんな叔母も女手一つで子供二人を育てていましたので、働き詰

めの日々を過ごしていました。

子供達も立派に成人し、安堵できるかと思い気や長男の嫁が曲者

で大変に苦労なされました。

そんな叔母は私には大変に優しく接していただき、大好きであった

し感謝の念しかありません。

そんな叔母の晩年は「パーキンソン病」を患い、長女が面倒を診て

おりました。

徐々に弱っていき、やがて車いす生活になり、そして入院という事

になって行き、胃ろうまでして頑張ったのですが、最後にお見舞い

に行かせていただいた時に見た叔母の姿は痩せているし、意思疎通

も出来ませんし、床ずれもでき、可哀想で涙が出て辛くて見ていら

れませんでした。

そんな叔母の命日であると同時に私の亡父の月命日でもある本日は

何か特別な感情が湧いてくる一日なのです。

当時、幼稚園にも行けず、友達もなく、とても貧しい逃亡生活を強

いられていた私を優しく包み込んでくれていたことに、心底、感謝

の念しかないのです。

叔母の人生を客観的に視てみると、苦労ばかりの学び多き人生を送

る人(魂)もあるのだなぁとの思いが強くなります。

しかし、その分、多くの学びと徳を積んだ人生であったとの思いも

また強まります。

人が生きる人生というものが、たった一度きりのものであるのなら

不幸な人生で可哀想との思いも出てきます。

しかし、人の生(魂)は輪廻転生を繰り返しますので、来世での叔

母の人生はきっと素晴らしいものになるのだと確信しています。

兎にも角にも、大好きだった叔母の命日と亡父の月命日に人生

というものを深く考えさせられると同時に感謝の念を抱き手を

袷ていただきます🙏

 

では今日も生かしていただけていることに心から感謝します。

本日もご訪問頂き誠にありがとうございました🙏

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